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キウイゴルフ
レッスンに100万円使って悪化したゴルファー。0円で10打縮めたゴルファー。

レッスンに100万円使って悪化したゴルファー。0円で10打縮めたゴルファー。

レッスンに100万円使って悪化するのはコーチが悪いからとは限らない。試した動きが本当に起きたか確認せず、球筋だけで判断しているから。ベースライン・チェックポイント・OKゾーンで測れる実験にする。

本気で上達したいゴルファーを想像してみてください。

軽い気持ちではありません。

「ちょっと上手くなれたらいいな。」

というレベルではなく、

本当に真剣に上達したい人です。

練習する。

動画も見る。

質問もする。

お金も使う。

最初は普通です。

近所のプロにレッスンを受ける。

少し良くなるかもしれない。

新しい感覚をもらうかもしれない。

何球か良い球が出るかもしれない。

でも数週間経っても、

思っていたほどの結果にはならない。

だから別のコーチを試す。

また別のコーチ。

もっと専門的な人。

もっと有名な人。

もっと上手い選手を見ている人。

数年後には、

日本でもかなり高額なコーチのレッスンを受けている。

月1回。

場合によってはもっと。

そしてある日、ふと気づく。

「レッスンに100万円くらい使ってる。」

なのに……

始めた時よりハンディキャップは5打悪化している。

なぜ、こんなことが起きるのでしょうか?

レッスン自体は良かったのかもしれない

ここは大事です。

簡単な答えは、

「じゃあ、そのコーチたちが悪かったんでしょ。」

です。

でも実際には、そうとは限りません。

ゴルフレッスンは難しいです。

ゴルファーは頭の中に大量の情報を持ってきます。

「ドライバーがずっとフックします。」

「友達にはもっと回転した方がいいと言われました。」

「昨日YouTubeでこの動画を見ました。」

「膝の感覚が変です。」

「自分はスティープだと思います。」

「もっとシャローにした方がいいですか?」

「あとウェッジもひどいです。」

「グリップはどう思いますか?」

コーチは、その全部を整理しなければいけません。

何が本当に重要なのかを判断する。

優先順位を決める。

説明する。

感覚を与える。

実際に動きを変えてもらう。

少し良い球を打ってもらう。

さらに質問に答える。

そして理想的には、

レッスン後にやるべきことまで明確にして送り出す。

これを全部、1回のレッスンの中でやる。

簡単ではありません。

そして多くの場合、

コーチは実際に良い仕事をしています。

ゴルファーは新しいことを理解して帰る。

良い球も打てる。

ビフォーアフターの動画まで見せてもらえるかもしれない。

レッスン自体は成功したように感じる。

実際、成功していることも多いです。

でも、

ひとつだけ十分に時間を使われない質問があります。

「明日、一人で練習した時に、本当に同じ動きができているかどうやって分かりますか?」

本当の問題はここから始まります。

ゴルファーは「何を試すか」は分かっている。でも「本当にできたか」を証明する方法がない

例えばコーチがこう言ったとします。

「ここでシャフトが縦すぎます。もっとシャローにしましょう。」

合理的です。

コーチがそのポジションを見せる。

感覚を与える。

場合によっては実際に身体を動かしてくれる。

ゴルファーがリハーサルする。

ボールを打つ。

球筋が良くなる。

コーチが言う。

「そう。今のです。」

ゴルファーはかなり良い気分で帰ります。

でも、実際に何を知っているのでしょうか?

知っているのは、

「もっとシャローに感じる必要がある。」

ということです。

では、

何の動きを正確にチェックするのか?

良い状態はどう見えるのか?

やりすぎはどう見えるのか?

やり足りない状態はどう見えるのか?

明日どうやって確認するのか?

その感覚が同じ動きを作っているか、どう判断するのか?

多くの場合、

そこまでは分かりません。

つまり、

何を試せばいいかは分かっている。

でも、

本当にその動きができたかを証明する方法がない。

ここが欠けています。

3日後、「結果」が証拠になる

ゴルファーは一人で練習場に行きます。

1球目。

良い。

「完璧。まだできてる。」

2球目。

プッシュ。

「うーん。リリースが足りなかったかも。」

3球目。

フック。

「いや、手首をやりすぎたのかも。」

4球目。

薄い。

「待って。姿勢の感覚が違った。」

この時、

シャフトはコーチが求めていた位置に入っているかもしれません。

入っていないかもしれません。

ゴルファーには分かりません。

なぜなら、

もう動きをチェックしていないからです。

チェックしているのは、

球筋。

当たり。

距離。

感覚。

もちろん全部大事です。

でも、

それだけでは、

自分が作ろうとしていた動きが本当に起きたか

までは分かりません。

そして結果を「証拠」として扱い始めた瞬間、

一球ごとに新しい仮説が生まれます。

だから同じレッスンの問題が何度も戻ってくる

数週間後。

ゴルファーはまたコーチのところに戻ります。

今度は新しい質問があります。

「リリースがうまくできていない気がします。」

「プッシュが増えました。」

「膝の感覚がおかしいです。」

「もっと掌屈した方がいいですか?」

「もっと回転した方がいいですか?」

コーチはまた全部を整理しなければいけません。

元の動きが本当に良くなったのか。

変わっていないのか。

やりすぎているのか。

ほとんど変わっていないのか。

新しい球筋が、

そもそも元の動きとは全く別の原因から出ているのか。

でも、

最初から明確な確認システムがなかったので、

みんなアウトカムから逆算して、

何が起きたのかを再構築しようとします。

だからまた新しいプラン。

新しい感覚。

新しいドリル。

ゴルファーは帰る。

練習する。

球筋で判断する。

また混乱する。

また新しい質問を持って戻ってくる。

そして同じサイクルが続く。

高くつくのは、レッスンそのものではありません。

高くつくのは、戻ってくるたびに診断をやり直さなければいけないことです。

こうしてお金が積み上がっていきます。

すべてのコーチが悪かったからではありません。

ゴルファーが努力していなかったからでもありません。

レッスンとレッスンの間に、安定して残るものがなかったからです。

100万円使うゴルファーは、むしろ「試すこと」が得意な人が多い

このタイプのゴルファーは、

他の分野ではかなり成功していることが多いです。

それも重要です。

別に無謀なわけではありません。

問題を解くことに慣れている。

何かを試す。

結果を見る。

調整する。

また試す。

これは本来、

かなり強い行動パターンです。

ゴルフで問題なのは、

実験しすぎることではありません。

問題は、

テストしたものが本当に起きたか確認しなければ、そのテストにはほとんど意味がないということです。

確認しないまま結果だけを見ると、

簡単に間違ったことを学んでしまいます。

こんなふうに会社を経営していると想像してみてください

新しい広告を1本出します。

数週間後、

売上が10%伸びる。

あなたは思います。

「よし。この広告が当たった。」

だから会社全体をその方向に寄せ始める。

メッセージを変える。

ホームページを書き直す。

同じ角度の広告をさらに作る。

場合によっては、

市場がそう言っていると思って、

オファー自体まで変え始める。

6か月後。

チームの誰かが気づきます。

最初の広告、

そもそも配信されていなかった。

設定ミスがあった。

ちゃんとローンチされていなかった。

10%の売上増加は、

まったく別の要因から来ていた。

でもあなたは、

アウトカムしか見ていなかったので、

実際には存在しなかった原因をベースに、

会社全体の説明を作ってしまった。

もしこれを読んで、

「いや、そんな経営の仕方は絶対しない。」

と思っているなら、

僕もそう思います。

だからこそ、

ゴルファーが自分のスイングではほぼ同じことをやっているのを見ると、

僕はいつも驚きます。

新しい感覚を試す。

良い球が出る。

そして、

「これが効いた。」

と決める。

あるいは、

悪い球が出て、

「これはダメだった。」

と決める。

でも、

作ろうとしていた動きが本当に起きたかは確認していない。

では、

そのゴルファーは実際に何を学んだのでしょうか?

ほとんど何も学んでいません。

本当に「やったこと」を確認していないなら、何を学んでいるのでしょうか?

ここが核心です。

例えば、

シャフトをもっとシャローにすることが目標だとします。

新しい感覚を試す。

素晴らしい球が出る。

良いですね。

でも、

シャフトは本当にシャローになったのでしょうか?

確認していないなら、

分かりません。

感覚が効いたのかもしれない。

別の何かが変わったのかもしれない。

シャフト自体は全く変わっていないかもしれない。

良い球が出た理由が、

完全に別のところにあったかもしれない。

では逆に、

ひどい球が出たとします。

「この感覚は間違ってる。」

と思う。

でももう一度、

シャフトは本当に動いたのでしょうか?

動いたかもしれない。

しかも、

動き自体は完璧で、

スイングの他の部分がまだ適応していなかっただけかもしれない。

あるいは、

全く動いていなかったかもしれない。

分かりません。

そして、

自分がテストしたものが本当に起きたか分からない状態で、その後の結果を評価しても、ほとんど意味がありません。

まず動きを確認する。

そのあとで結果を解釈する。

逆ではありません。

結果を見てから、どんな動きが起きたかを推測する。

この順番ではありません。

順番が重要です。

ビジネスなら、

テストしたものが本当に配信・実行されたか確認せずに、

大きな意思決定をすることなんて普通しません。

ではなぜ、

ゴルフでは、

試した動きが本当に起きたか確認せずに、

大きなスイング変更を決めるのでしょうか?

では、何を確認すればいいのでしょうか?

結果を気にする前に、

まず3つの質問に答えてください。

1. 何の動きを変えようとしているのか?

具体的にします。

「もっと良いスイングにしたい。」

ではありません。

正確に、

何の動きなのか?

2. 「良い状態」はどう見えるのか?

どこまでが許容範囲なのか?

どこからがやりすぎなのか?

どこまでならやり足りないのか?

3. 本当にその動きができたか、目で確認できるか?

これに答えられないなら、

結局は結果で判断することになります。

そして、

そこから混乱が始まります。

キウイゴルフでは、

ここで使うのが、

ベースライン

チェックポイント

OKゾーン

です。

ベースラインは、

今どこにいるのかを教える。

チェックポイントは、

何を測るのかを決める。

OKゾーンは、

何を「良い」とするのかを決める。

これで初めて、

ゴルファーには本当に使える基準ができます。

これがビジュアルフィードバックのループです

ここまで決まれば、

プロセスはシンプルです。

ベースライン → OKゾーン → 仮説 → テスト → 測定 → 調整 → 繰り返し

まずベースラインを決める。

次にOKゾーンを決める。

そして仮説を作る。

その仮説は、

感覚かもしれない。

ドリルかもしれない。

動きのイメージかもしれない。

試す。

撮影する。

測る。

本当に動きは変わったのか?

OKゾーンに入ったのか?

やり足りなかったのか?

やりすぎたのか?

何も変わらなかったのか?

ここまで来て初めて、

本当に使える情報が手に入ります。

そして、

その情報をもとに調整できます。

ゴールは、実験の数を減らすことではありません。

ゴールは、何が変わったか分かる実験をすることです。

そしてもうひとつ重要なのは、

動きが先。結果はそのあと。

球筋を無視しているわけではありません。

球筋だけを使って、

意図した動きが起きた証拠にするのをやめるだけです。

では、レッスンに0円使ったゴルファーはどうでしょうか?

別のゴルファーを想像してください。

レッスン代は、

0円。

同じ期間で、

ハンディキャップを10打縮めます。

なぜでしょうか?

無料の情報の方が優れているからではありません。

レッスンが意味ないからでもありません。

このゴルファーが特別に頭がいいからでもありません。

ただ、

自然に役立つことをやっている。

ひとつの優先順位を決める。

撮る。

確認する。

調整する。

繰り返す。

球が1球変なところに飛んだからといって、

毎回すぐにプランを捨てない。

もちろん、

イライラもします。

悪い練習日もあります。

球筋だけで全部を診断したくなる時もあります。

でも、

それをやる頻度が少ない。

このゴルファーの強みは、

0円だったことではありません。

結果を判断する前に、プロセスを確認していたことです。

そのゴルファーに良いコーチをつけたらどうなるでしょうか?

ここで比較の意味がはっきりします。

ひとつの優先順位を守れる。

動きを確認できる。

一球ごとに過剰反応しない。

本当に理由がある時だけ調整する。

そんなゴルファーに、

良い診断。

正しいRoot Flaw(ルートフラウ)。

正しい優先順位。

使える感覚。

スイング全体の動きを理解しているコーチ。

ここまで加わると、

コーチングはかなり強くなります。

コーチが仮説の質を上げる。

ゴルファーが学習の質を上げる。

答えは「コーチングか測定か」ではありません。

答えは、測定できるコーチングです。

自分で感覚を見つけられるなら、スイングスコアがベースラインを作ってくれる

ゴルファーの中には、

自分で試行錯誤するのが得意な人もいます。

本当の問題さえ分かれば、

ドリルを探せる。

感覚を作れる。

違う動きのイメージを試せる。

そういう人の一番大きな疑問は、

「結局、何を直せばいいの? そして良い状態って何?」

です。

そこにスイングスコアがあります。

スイングスコアは、

Root Flaw(ルートフラウ)を特定する。

チェックポイントを出す。

OKゾーンを出す。

これで、

ベースライン。

目標。

測定できる範囲。

ができます。

もう、

「この感覚で良い球が出た?」

ではなく、

「この感覚で、本当に変えようとしていた動きが変わった?」

と聞けるようになります。

その方が、

はるかに意味のある質問です。

最初の仮説まで手伝ってほしいなら、それが1つの感覚です

一方で、

最初から全体を手伝ってほしい人もいます。

知りたいのは、

自分のRoot Flaw(ルートフラウ)は何?

最初に何を変えるべき?

OKゾーンはどこ?

そして、

自分の場合、どんな感覚がいい?

そこまで含めたものが1つの感覚です。

スイングスコアでベースラインと診断を作る。

その診断を実際のコーチがレビューする。

そして、

あなた用の感覚、ドリル、動きのイメージからスタートできるようにする。

つまり、

「とりあえず色々試してみよう。」

ではなく、

ベースライン → 目標 → 最初の仮説 → 測定

ここから始められます。

その後は、

ビジュアルフィードバックのループを自分で回していく。

結論は「ゴルフレッスンに使うお金を減らそう」ではありません

問題は、

100万円使うことではありません。

100万円のコーチングで本当に大きく上達するなら、

それは素晴らしいことです。

問題は、

試したことが本当に起きたのか確認する前に、

毎回その結果だけで実験を評価しながら、

どんどんお金を使い続けることです。

動きを確認しなければ、

すべての良い球が「証拠」に見える。

すべての悪い球が「失敗」に見える。

すべてのレッスンがまたリセットになる。

そして新しいコーチが、

本当はコーチが原因ではなかった問題の答えに見えてしまう。

もっとお金を使う前に、自分がお金を払って変えようとしているものが、本当に変わっているか確認できるようにしてください。

問題は、

ゴルフレッスンに100万円使うことではありません。

問題は、その実験が本当に起きたか確認する前に、毎回結果だけで判断しながら100万円使うことです。